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自画像
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作詞 KEITA_53 |
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雨降りの6月美術室に一人
暗いのに溶け込めるような気がしてそのまま鉛筆を握る
古ぼけた大きな鏡に映る自分
そこには自分の身体しか映らなかった
僕の心は一体どこまで行ったんだろう
僕の体は一体いつまで待つつもりなんだろう
こんな強い雨できっと辛いだろうに
鉛筆を動かして3時間
ときどき落ちる雷が電気スタンド代わり
やっと完成した自画像に描かれた自分
でも自分の身体しか描けなかった
僕はどこで生きているんだろう
生きているとはどういうことなんだろう
雨音が僕の心を響かせる
あぁでも思い出した
僕の心は彼女が一緒に持って帰ったんだよね
彼女は返してくれるかな
もしかしたらもう叩き割っているかな
彼女自身が心と気付かない彼
道路の上で雨に打たれる自画像の彼...嗚呼....
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