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この夏が終われば
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| 作詞 紅狼飴 斬ヰ |
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『涼しい風が吹くようになったらもう秋だね』と
はしゃぐように歌うように貴方は振り向く
視界の端をちらりと掠める 項垂れた向日葵
貴方と座るこの小さな木陰も
秋が来れば少しずつ葉が落ち始めて
やがて木陰で休まなくていいほど気温が下がる
この夏が終われば
もう二度と話さなくなるかもしれない
この夏が終われば
貴方の顔すら見れないかもしれない
最後の夏 けだるい午後 蝉の抜け殻淋しげに見つめてた
このまま夏が終わる事無く 時だけが過ぎていけばいい
空が綺麗でした 夕焼けが鮮やかでした
一瞬一瞬が輝いていたような そんな気がします
ホースで虹を作って遊びました 雫を体に浴びました
見上げた空の色
何処までも遠く澄み切っていました
渇いた地面には
やがて恵みの雨が降り
突然の夕立
雷鳴が遠くで轟いて
冷たい雨の雫が
ただ体を濡らしてく
最後の夏 つめたい夕暮れ 灰色の空を一人見上げてる
これで少しは涙の跡 誤魔化せると信じて
最後の夏 けだるい午後 蝉の抜け殻淋しげに見つめてた
このまま夏が終わる事無く 時だけが過ぎていけばいい
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