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青い春、紅い心
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作詞 坐久靈二 |
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幼き日 心に秘めた
傷跡を 思い出した
青い春 僕は泣いてた
夢見色 紅い心
ある晴れた昼下がり いつものように
返されたテスト用紙 燃やしていた
中身を見せたら 深く抉られること
わかり切っていて 耐えられず
「何をしているの?」そう 声掛けられた
その次の言葉待たず 凍りついた
中身を見せたら 比べられる彼女が
傍によってきて 焚き木から
拾い上げ僕のこと酷く叱り
ばらされた僕はまた殻に篭る
逃げる中 痛みを隠す
それはもう 叶わないね
青い春 僕は泣いてた
傷ついた 紅い心
ねえどうか 涙に気付いて
ねえどうか 理由に気付いてよ
次の日の昼下がり 決め付けられた
締め付けるような時間 過ごしていた
濡らした教科書 文字が滲み読めない
縛り付けられた 脚痺れ
また急にやってきた 憎き彼女は
縄を解き僕の涙 拭いた後で
その後全てを 変える時を演じて
堅く閉ざす殻 破り出す
いつからか彼女との昼下がりが
例えようも無いほど楽しくなり
幼き日 心に秘めた
純白の 叶わぬ夢
青い春 もう戻れない
夢見色 紅い心
ねえどうか ずっと傍にいて
絶え間なく いつも傍にいてよ
やがて来た別れ際僕は揺れる
その人は僕よりも大事ですか
6月の 前に全てを
終わらせよう この刃で
青い春 胸に抱いた
変わらない 紅い心
ねえどうか ずっと僕を見て
こんなにも 紅い僕の心
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