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2人の熱
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作詞 泰時 |
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青い冬空
君もこの空の下に居るよね?
ずっと近くに居たい程、大切な君。
でも、見ているだけで満足な俺。
「意気地なしだな。」
友の言葉が心に突き刺さる。
確かにそうだけど・・・。
たった一歩が踏み出せなぃんだ。
授業そっちのけで、君だけを見つめる。
不意に振り向かれた。
俺に微笑む君。
赤くなって、顔がニヤケた。
笑顔も愛しくて・・・。
翌日、学級委員会の議題にされて・・・。
でも許せちゃう。
だって君の事が好きなんだもん!!
「え?」
後ろに君が居た。
また不意をつかれた・・・。
俺は、一生懸命ゴマかす。
「ブツブツ言ってたけど、内容は聞こえなかったよぉ?」
・・・早く言ってくれ。
ちょっと天然だって、今わかった。
でもソコも許せちゃう!!
他の奴が言ったら、無理だけど。
・・・完璧にヒイキだな。
君に想いを伝える時。
それは、きっと遠いだろう。
そう、友に言われた言葉を気にしなくなる時だから。
今はまだ、時が来ていないんだ。
その内・・・いつか必ず伝えるから。
それまで、誰のモノにもならないで。
雪の日、バカな俺は傘忘れ。
「途中まで、入ってきなよ。」
そう手を差し伸べてくれた君。
お言葉に甘えて。
イロんな事を話してる内に“バイバイ”の瞬間が来た。
「ありがとう・・・」
勇気を振り絞って、口を開いた。
『好きなの』
君の声とハモった。
『えっ!?』
・・・同じ事を想っていてくれたんだね。
冷たい雪が2人の熱で溶けてる気がした。
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