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口約束
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作詞 きょこ |
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いつもの電話の後 寂しさだけが残って
寒さに身を寄せ 機械音を聞き続ける
そっと立ち上がって あなたを知らない世界へ
そこでは 私はただの少女だから
素直になれない私と 素直にさせてくれないあなた
ただの口約束をできない私たちは
できるだけ 傷つけないように 傷つかないように
好きと言われれば 「私のほうが好き」
台詞じみたこの言葉は あなたの思いを確かめるため
冷たい部屋と白い息は 私にぬくもりを求めさせる
でもきっと ほしいのはあなたのぬくもりで
でもきっと あたしはそれを求めることも許されない
覚えていますか?
恋人のように 手をつないで歩いた日
照れあいながら 暖めあった日
二人を見る人は なにも疑わない
私の中には どこかで理由を探す もう一人のあたし
あなたの中での私は どの中での一番ですか?
私を知らないあなたの世界のなかでも
私はあなたの一番で居られていますか?
どれだけ思っても 冷たい空気に吸い込まれるだけ
口約束と意味と理由 あなたは私にくれないけれど
私は私を幸せだと あなたに思われて幸せだと
いつまでもいつまでも このままの距離で
いつもの電話の後 寂しさだけが残って
寒さに身を寄せ 機械音を聞き続ける
そっと立ち上がって あなたを知らない世界へ
そこでは 私はただの少女だから
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