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露光時間
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作詞 どぶはまり |
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冷たいその手 か細い声も
儚い色を 纏っていたんだ
握り締めたら すぐに解けて
濡らした袖が 今さら寒い
何気ない気遣い
そんなフリした 線引きも
光を伴う炎みたい
鼓動の内で 燻るんだ
焼き付けるまま 終われない
ファインダー越し 見つめた笑顔は
向かい合わせじゃなくっても
もう少しだけ そのままでいて
きっと 真っ白に 真っ白にして
消してみせるから
目を閉じないと
不揃いな風や 並ばぬ足跡
続かぬ明日と 分かっていたけど
立ち止まれたなら ほんの少しは
濡らした袖も 乾いたのかな
シャッターのボタン
押してしまえば 簡単に
互いの間 仕切れても
鼓動の歌だけ 届くんだ
閉じられぬまま 終われない
ファインダー越し 無くした言葉が
最後に願う想いなら
もうそんなもの 届かなくても
きっと 真っ白に 真っ白にして
消してみせるから
目を閉じないと
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