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「行かないで」
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作詞 水無月風琳 |
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どうしようもないなんて 思いたくなかった
伝えたかったんだ 僕の気持ちを
でも それは許されないよね
だってこの気持ちは 君を・・・
迫るエンジン音 三月の積もらない淡雪
あぁ、君は行っちゃうんだって
やっと感じられたんだ
いつもの笑い声も いつも吹く風も
何故かその日は違って思えた
笑わなきゃいけないって
笑って送り出さなきゃって そう思ってるのに
ぎこちない笑いしか出来ないよ
そんな僕に君は言ったよね
「さよなら」って
嫌だよ 僕はそんな言葉聞きたくない
また会おうと思えば会える筈だよ
そう 僕は自分に言い聞かせて
突然閉まるドアが君と僕を離してしまう
伸ばす手が硝子で届かない
僕は君の名前を必死に呼んで 待ってくれと叫んだ
でも もう届かない
走り出したバスに もう僕の声は届かない
教えてもらった住所の走り書きも
貸してもらったままの蛍光ペンも
溶けた淡雪の下に散らかってた
文字が インクが滲み出ていく
僕は濡れるのも構\わずに唯 その場に座り込んで
世界が 目の前が歪みだしてく
伝えたかったんだ 僕の気持ちを
でも それは許されないよね
だってこの言葉は 君を・・・
「行かないで」なんて、君を困らせるだけだったから
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