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サラリーマン
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作詞 迷人 |
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「おはよう」も言わずに重い体を持ち上げた
朝のニュースは耳にはいらず夢見心地で服を着る
「白線の内側まで」いつもの音が五月蝿く響く
満員電車の乗りながら霞んだ目で空をみる
ああ そういえば子供のとき将来はパイロットになりたかった
ああ いつから僕はこの空からとうざかっていたんだろう・・・
現実が重くのしかかったとき僕は空を見なくなった
「おはよう」と仕事仲間が僕に言う
机の上には缶コーヒー冷え切った手は暖かくなった
「お疲れさま」いつも聞く言葉なぜか優しく心に響いた
自分の机に座りながら窓の向こうの空をみる
ああ 僕が子供のころ描いていた夢は叶わなかった
ああ だけどこんな僕を許してくれるだろう?
平凡な日常でふと思う
少しの後悔と少しの幸せ
つらく厳しいこの世界で働く僕はサラリーマン
ネクタイにスーツのスタンダード装備
明日もよろしく目覚まし時計
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