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Black
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作詞 CaB |
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音速で過ぎていく現実には
到底手が届きそうにないから
出来る限りに叫んでやろう
この心の昂りと呼応するように
街は傷だらけだ大人は壊れかけてる
時計だけが全てを知っている
そんな中息を潜める僕は
ただ存在の有無を確かめるべく
愛がなんだか知らないが
ためらうことなく歩くこれが理想
未だ見ぬ世界を知らない子らが
手を叩き笑って僕を呼んでる
誘う君のかすかな声が遠く
かすんだ未来を暗示している 暗闇の底
そこの捨てられた子猫のように
足に擦り寄り甘えながら鳴く
そんな馬鹿な真似は止せよ
あんたまでゴミに見えてくるだろ
汚いアトリエで絵を描き続ける盲人より
光を感じているという自信は無い
そこらでうずくまる貧しい子供たちより
幸せな人生を歩んだという確信は無い
何が足りない?何が欠けてる?
未だ見ぬ未来を知らない僕らが
がむしゃらにもがいて生きてく様を
奴は冷めた目で眺めている
見飽きた光景に息を吐いている 最果ての部屋
未だ見ぬ現実を否定する偉人が
自らの矛盾に声を押し殺して唸る
どんなに明るい明日も届かない
開く鍵すら見つけられない 小さなドア
何も知らない全てを
奴はニヤニヤと傍観する
自分が作った世界が壊れるのを
今 君の隣で
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