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好きなだけ
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作詞 石だたみ |
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微かにホコリの匂いがする部室
入れば正面にいつも君が座っているね
一番最初に君が見れるから嬉しい
汗ばんだ肌がますます熱気を帯びていく
何もないフリをするのがドキドキしていた
望んだら逃げていくのは分かっていたから
何も期待しないことにした
掴もうとしたら消えてしまうから
欲張りにならないようにした
心に決めるのも辛かったけど
君が困った顔をするのも辛かった
初めて好きな人と一緒に回った祭り
去年までは女の子同士で回ってたのにね
君は制服を着てる時とは違くて
火照った肌がますます火照っていったの
好きな気持ち隠すのが精一杯だった
いつも子どもみたいな君が大人っぽく見えて
胸が苦しかった
できるだけ近くに行って できるだけ思ってみた
それしかできない
ここにいるって それだけで気持ちいいって
初めて思えたの
大好きな君が 好きなんだけど
ただ好きだけじゃいけないような気がして
でも何をしていいのか分からなくて
1人で泣いてみても 君は分かってくれなくて
「どうしたの?」って聞かれたら
きっと私は「何でもないよ」って答えてしまうんだろう
それだけでいいんだよね
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