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アメアメ・フレフレ
作詞 來音
7:56 a.m.
天気予報士は言いました
「午後からは雨になるでしょう」

そんな言葉を背中で聞いて
あたしは家を走り出た
急いでいたから
あたしのお気に入りの赤いカサ
家でお留守番

天気予報士は、まるでインディアン
ウソつかなかった
真っ黒な雲が、雨と雷を連れて来た
降り始めた雨 止みそうにない

あたしの愛しの赤いカサ
一番恋しくなるのは帰りの時間
性格の曲がった雨雲は
まだあたしの上で腕組んでる

そんな時
いつだって差し出されるの 青いカサ
見上げた先には笑顔の君 「入ってく?」
答えはいつも決まっているから
笑顔で君の腕にあたしのを絡ませる
少し驚いた顔の君 なんかカワイイ

雨が強いから 強すぎるから
あたしたちは寄り添った
強くなるごとに寄り添った

もっと続けばいいと思った帰り道
あたしの家の門が見えてきてガッカリ
「ありがとう」って君に言ったら
「またね」って返ってくる
それってどういう「また」なの?

そんな質問こころにしまって
見送る君のうしろ姿
右肩がびしょ濡れなの見て気が付いた
あたしを守ってくれたんだね
天から降る水の矢から

あたしの愛しの赤いカサに
留守番ごくろうさまって声かける
またよろしくって声かける

あたしの赤いカサと君の青いカサ
同じところで留守番する日は来るのかな?

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公開日 2003/09/05
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コメント 4作目です。今回は明るめの詩にしました〜☆
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