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赤い糸の蜃気楼
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作詞 小夜アメ |
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白く滲んだ二人の時間。
もう一緒に喧嘩すらも出来ないんだね。
何気無い会話の中で見えたあなたの姿。
信じられないときも一緒に苦しんでくれた。
こんな醜い体を優しく包んでくれた。
初めてのキスは少し乱暴だったけど、
なのに何故か優しさで満ち溢れていた。
大雨は川の流れを速くして、
溢れた川に浮かぶこの肢体。
投げ出されたように見えた誕生日。
電話の前で疲れてく毎日。
抱きしめられたときに判ったあなたの温度。
すでにもう冷え切っていた愛情。
指にはめた指輪も、宙を舞っていた。
皮肉にも鮮やかに輝き、消えていった。
アレは何時だっただろう?
あなただけを疑い続けた。
あの時感じていればまだ繋いでいたのかな?
簡単にほどけた赤い糸。
白く滲んだ二人の時間。
偶然が紡いでも、一緒に傷付くだけ。
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