|
|
|
崩れる
|
作詞 ゆちこ |
|
突然に突き上げて
骨の奥まで揺らして
ガラスのグラスを飛び散らしたなら
横に揺れ響き抉り割れて
縦に突いて閉じ込められた水を外へ放て
立ち上がらないで
足元を掬われて
そのまま頭を打ち付けて叩き割って
堕ちてくる瓦礫
雨のように降ったら
冷えた空に見下ろされて不気味に照らす
凍えている間に
何度も揺らされていて
染みができたジーンズを気にしてる
泣き叫び喚き声を上げて
今はもう何もできなくなってただのヘタレで
砕けた窓の破片の中で寒い
乾いた喉の痛みを堪えて咳き込み
朝になっても地面はヒビだらけだし
コンビニの床は甘く粘り引き止める
溢れるように水が戻る
だけど泣くのは私だけ?
お風呂の中で目眩を起こして
そして未だに崩れたままの山の奥道で
いつの日にかまた訪れる
|
|
|