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こたつ
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作詞 sepia |
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地元にある
小さな家具屋で買った
比較的安い
黒いこたつ
寒い季節になると
模様替えとともに
クローゼットの奥から
ひっぱり出されてきて
部屋の真中に
手足を伸ばすように
設置される
何年も
この季節には
お世話になっていて
外気で冷えきった
私の体を
暖めてくれる
君なしでは
この寒さは
乗り越えられないんだ
いつも
ありがとう
そんな君にも
ちょっと
困った事があるんだ
君の体は
一人暮らしの
私の部屋には
少し
大きすぎる…
片思い中のあの人が
向かいに座ると
微妙な距離が
やけに哀しい
君がもう少し
小さければ
彼との距離も
近くなるのだけど…
でもやっぱ
君なしでは
この寒さは
乗り越えられないんだ
いつも
ありがとう
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