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テンペスタ
作詞 アゲハ
白く流れるスタートラインに君は立って
数秒先の光景を見つめている
太陽の光 君の影 靴の突き刺さる音
地面は全てを吸収していく

止まらないで 世界中の何よりも
君が美しく輝く瞬間は
ビンの中には入れておけない

ああ 時に涙が出るくらいもろく 
   ちぎれるほどに笑う君が
   走る 世界中の光を握りしめ
   過ぎゆく夢を見向きもせずに

君は言っていた もうだめだと
視線をまっすぐ前に向けたまま
きっと本心 だけど邪心 君は時にそういう者

羽ばたいて 世界中の誰よりも
君は高く 激しく跳べるはずだ
ガラスを越えて そして僕を越えて

ああ その汗が地面にはねる時
   振り向くことを忘れた君が
   蘇る 世界中に光を放ち
   見つめる僕に気づきもせずに

止まらないで はばたいて 
世界中の何よりも 誰よりも
美しい君を見つめていたい

ああ 時に涙が出るくらいもろく 
   ちぎれるほどに笑う君が
   走る 世界中の光を握りしめ
   過ぎゆく夢を見向きもせずに
  
   見つめる僕に気づきもせずに

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公開日 2002/09/01
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コメント 「テンペスタ」っていうのは、イタリア語で嵐のことです☆あと、この詩のイメージは陸上のスプリンター。ある短距離選手を見て感動して、それを書きました
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