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少年時代
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作詞 にしおかかなこ |
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その頃の僕らの関心事は
昨日のテレビと今日の夕飯 ケータイから溢れる音楽
三人で集まって川原の芝生の上寝ころがって
僕らの夢をさえぎるものは
切り取られた学校の時間とその中の先生の怒鳴り声
それさえ豪快に笑い飛ばしたら自由でいられた
沈んでく太陽 急に黙り込んで
何にも気付いてなかったのは僕だけだったのか?
「無敵だな」って笑ったお前は未来に何を見たのか
「そうだね」って空仰ぐ君は何から目をそらしたのか
何も言えなくて石投げた僕の肩をたたいた少年たちは
こんな僕に何を託したのか
教室じゃなんだか狭すぎて
僕ら選んだのはだだっ広い川原 時々迷い犬が通る
人目につかないとこ選んだのはなぜだったろう
放課後暗くなるまでの2時間半
そこにあった特別は何をそんなに必死だったのか
何から守ろうとしていたのか
沈んでく太陽 崩壊への一言
何にも気付かずにいられなかったのか?
「無敵だな」って笑ったお前は未来に何を見たのか
「そうだね」って空仰ぐ君は何から目をそらしたのか
何も言えない僕と三人で僕らの「少年時代」は
夏に焼かれていたはずなのに
「このままじゃいられないよ」
「どうやって一緒にいたんだろうね」
あの時確かに僕らは無敵で未来には今日が見えた
空は青くしだいに赤くなってそれ以外何も見えなかった
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