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手作りブローチ
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| 作詞 どぶはまり |
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縫い合わせ続けた希望の切れ端
気付けば糸は解れていた
何だってそう
形になれずにバラバラになって行く
不器用なだけじゃない
その生地が余りにも重くて弱くて
手芸コーナーに売っている
花をかたどった小さなブローチ
夕日でも見つめながら
もう一回縫い直してみようかな
古い公園のベンチに座り
温かいコーヒーを独り
手に入れた弱さも痛みも
人を作り上げるエネルギー
足跡が残る砂地の上を
踏みしめて確かめて
歩き出す新たな決意
それが動き出せる証明
わき道に
生える草でも
いつか花をつけるだろう
結び直しておいた白い靴紐
いつでもすぐに汚れていく
誰だってそう
動いてみれば立ち止まる理由だらけ
情けないだけじゃない
その先はどこまでも長くて辛くて
また足元見つめれば
花のつぼみと解けた靴紐
まだ完成していない
ブローチの破片や糸と似た色で
明日何かが道を邪魔して
先に進めずに独り
越えていく強さや意志は
その度に手に入れて行ける
僅かに残った可能\性や
理想だらけの未来でも
弛まぬ確かな願い
それが叶えていける証明
わき道に
生える誰もが
いつか花をつけるだろう
暗闇に変わっていく空や景色は
誰もが無くす時間の跡
いつだってそう
振り返れば壊れてく物だらけ
無くしたい訳じゃない
でも何も手の中に残りはしなくて
ほらカバンを開いたら
花のつぼみは解けて枯れてる
また完成しないまま
ブローチは縫い直される時を待つ
例え全てが僕を邪魔して
失うことしか無くっても
諦めないと決めたんだから
つぼみを花にかえるよ
昨日を見送る今日の誰か
明日を迎えに行く誰か
間で今日も地球は廻る
それが進んで行ける証明
ありがとう
僕は進むよ
いつか花をつけるために
赤い目押さえて涙流す
そんな弱さで祈り
諦めることは出来ない
その度に繰り返しても
僕らは選ぶ進む道を
深呼吸し確かめる
踏み出した新たな決意
きっと動き出せる明日へ
わき道に
生える草でも
すぐに花をつけるだろう
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