|
 |
|
空を。
|
| 作詞 由己 |
|
同じ歩幅で歩くのは疲れたかい？
どうしてもっていうなら 手を繋いでもいい
無駄に恥ずかしがりやの僕だから
ごめんね これが精一杯の僕の言葉
それでもあなたは頷いて
僕の手を握り懸命に歩いてる
あなたに合わせてあげられず
ただ前だけを見て歩く
あなたは言う
「空を見てごらん すごく綺麗な青だから」
初めて見上げた空はまぶしすぎて
僕は目を閉じる
言葉も出なくて ふいに伝う涙
微笑んで ゆっくり歩いていく
同じ歩幅で歩くのは疲れたかい？
そんな言葉出なくたって構\わない
ただあなたが大切な人だ、と
自分でわかればそれでいい
人に合わせるだけが優しさじゃない
そんなこと言って歩いてきた
あなたが背伸びしているのに
あなたは言う
「空を見てごらん 綺麗な青だから」
見上げた僕の目に綿雲がとびこんだ
僕は目を閉じる
自分を雲にたとえて また歩き出した
気付いてたんだ 本当はあなたが
何よりも 何よりも大切なこと
「空を翔ぶ鳥は まるであなたのようね」
無邪気に笑う顔には 迷いも曇りもない
いつの間にかあの雲は 向こうの山を越えて
遠く遠く 消えていった
青い空見上げたら あなた後ろに乗せて
あの雲追いかけ 山を越えようか
大好きなあの歌を 右のポケットに入れ
左にはこの空を出来るだけ 詰め込もう
|
|
|
