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ユメノトキ
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作詞 高野昭 |
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目覚めたときに 夢の内容を忘れているのは
人がそこに逃げないための配慮であって
現実から視線を逸らそうとする者タチを
引き戻しているという 唯一のサインとなる
そこが楽園であっても 監獄だとしても
真実の世界として成立しないのなら
早いうちに繋がりを断ち切った方がいいさ
いつかそれが正しいことだと分かる日がやってくる
自由を望み続けたのは 森閑の果てに居る旅人
ひたすら喋ってる箱の中の人に 憧れを抱くのもいいが
それが夢であると 割り切ったりしないでほしいんだ
おそらくはこの住人も同じ子と考えていたんだろう
そして捨て去ったから そこで笑って唄を歌えてるんだ
夢の中で僕らが自由を手にしていられるのは
それが実現不可能\ではないと主張しているからだ
手の届かないものなんて 想像すらできなくて
それが見えない分だけ 可能\な部分を切り取った
自由を持って彷徨うのは 欠落の中に住むノラ猫
周りと違うと感じたのは 自らラインを引いていたから
消す方法を忘れてしまって 白い線は増えてくばかり
洗い流してあげるから 次は歩み寄ってみようよ
大丈夫 怖くはない 隔ては初めから存在しないから
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