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古いデータの中にあった 君の
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作詞 蒼茫 |
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古いデータを整理していたら
懐かしい写真がでてきた
あの時は好き勝手やっていて
先のことなど見るわけもない
君と出会った飲み会は
僕は後輩に気を遣っていたよ
君はロクに飲むわけでもなく
バクバク飯を食っていたよ
センパイにタメ口叩いて怒られていた
その後のぎこちないながらも
一生懸命に敬語を話そうとしていた言葉は
聞き取りにくくかったよ
サークルでの君の役割は
さぞ大変だっただろう
君は手先の器用な男だったから
何でもかんでもやっていたのだろう?
君はどんな思いで時を駆け抜けたのだろう
高すぎる壁を前にしたとき
何を思い
屈したのだろう
あれから二つの季節が過ぎた
君のあの時の笑顔は
デジタルデータで鮮やかにある
あと三つの過ぎたとき
僕らはここを卒業する
君のいた時を置き去りに
僕らは社会に踏み出すから
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