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きみうらごほし
作詞 冬見ちせ
舞ふ桜はゐつかの花火

踊るやうに何を誘ふ

思ひ出すのは色褪せた、

幼かつた二人の日々。



生まれ変わつて会へるわけがなゐ

「会ひたゐ。」と願ふ気持ちも

行方も神のみぞ知る



届かなゐと知りつつ、

迷わづ走る最後の生命

「月に還らぬ兎。」

桜は視界の向かう、風に

散つては落ちて

花火を醸し出させる



手に残つた汗

温もり

哀しみ

笑へなゐ…



愛されなゐと知りつつ、

迷わづ生きた私の生命

「ほうら、思い出と舞ふよ。」

夜を照らす虹色の光

「さくらゐろの

ほほをおもひだしてしまふよ。

ふたりでみたさくらとはなび。」

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公開日 2006/07/04
ジャンル
カテゴリ 紊掩
コメント 届かないと知りつつ、迷わず走る、私の命
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