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きみうらごほし
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作詞 冬見ちせ |
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舞ふ桜はゐつかの花火
踊るやうに何を誘ふ
思ひ出すのは色褪せた、
幼かつた二人の日々。
生まれ変わつて会へるわけがなゐ
「会ひたゐ。」と願ふ気持ちも
行方も神のみぞ知る
届かなゐと知りつつ、
迷わづ走る最後の生命
「月に還らぬ兎。」
桜は視界の向かう、風に
散つては落ちて
花火を醸し出させる
手に残つた汗
温もり
哀しみ
笑へなゐ…
愛されなゐと知りつつ、
迷わづ生きた私の生命
「ほうら、思い出と舞ふよ。」
夜を照らす虹色の光
「さくらゐろの
ほほをおもひだしてしまふよ。
ふたりでみたさくらとはなび。」
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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