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大事なもの
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作詞 729 |
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旅人は 「大事なもの」を
見つけに 旅に出た
ある国に たどり着いた
そこは 金に支配された人の国
「金が全てだ」 みんな口々に言い
物事は全て金で解決し 欲に任せ人と争う
“なんて 哀れな国なんだ
人の価値を金で決めて 金で解決するなど
そんなものが 大事だと言うのか”
ある国に たどり着いた
仲間という言葉に すがりついてる国
独りが怖く 「仲間」と言う言葉に縛られ
親しくもない者とでも 一緒になろうとし
独りになってる奴を 罵る
“なんて 哀れな人達なんだ
集団を作り 人を罵り
都合が悪いと裏切って 自分だけ助かろうとする
仲間と言う言葉が そんなにも良いものなのか”
ある国に たどり着いた
そこは 不老不死の国
人々の瞳には 光がなかった
病気で苦しくても 死ぬことができず
同じ人生をずっと 生き続けていく
“なんて 可哀相な人達なんだ
死にたくても 死ぬことができず
毎日がずっと同じで 楽しいことも嬉しいことも
わからなくなってしまったのか”
旅人は 「大事なもの」を
見つけることは できなかった
金・仲間・命 旅をしてきて
どれも 汚いものに見えてくる
旅人は 旅に出た
「大事なもの」を探しに
また 彷徨っていく
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