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特等席
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作詞 鈴と泉 |
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夢を見たの。
あなたゎ笑ってたの。
ハンドルを持つ手を上からなぞったら、
危ないぞ って。
いつもみたいに。
あなたゎ楽しそうだったの。
どこ行きたい? って。
何食べたい? って。
優しい目をして。
あなたゎすねてたの。
つまんない? って。
寝るなよ? って。
こっちも疲れてるんだぞ って。
その後、あなたゎ微笑んだの。
しかたないなぁ って。
おやすみ って。
ねぇ、
いつも言えなくてごめんね。
ありがとう
ありがとう・・
私ゎとても幸せだったの。
大好きな特等席で。
大好きなあなたの隣で。
あなたの隣ゎ、
いつだって穏やかで、
温かくて、
どうしようもなく心地よくて、
私ゎね、
ただ眠っていたかったの。
ずっと眠っていたかったのに。
そう、いっそあのまま、あなたと一緒に。
夢が覚めて、
私が目を開けたとき、
あなたゎもぅ、
目を開けることができなくなっていたね。
きっと、疲れてたんだよね。
でもね、
私ゎとても幸せだった。
あなたに無理をさせていたことに気付かないままで。
私ゎとても幸せだった。
あなたと一緒ならそれでよかったの。
一瞬の衝撃。
大きな光に包まれて。
―\私ゎとても幸せだったの。
必死に覆いかぶさってくれたあなたの中で。
くしゃくしゃになった助手席の中で。
あなたの隣で。
大好きな特等席で。
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