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 遠回り
作詞 うさ吉
駆け足で坂道をのぼる僕 頂上で君が待ってる
急ぐけれど引きずるカラダが重いから
なかなか君の元へたどり着けない

 "少し遅かったかな 君は怒ってるかな"
けど君の笑顔はそんな僕の不安を裏切る
その目がその髪がその微笑が眩しいくらいに輝いて

いつの間にか夏の日差しは途絶えて
代わりに見えるのは 酷く寂しげな空 

いつからだろう 君の笑顔
もう長い間見ていない気がするのだけれど


そして僕は1人白い世界にいる
頭が枕から離れない カラダも自由に動かない
僕が僕を裏切った
君と一緒にいたいだけなのに

僕はいずれ消えてゆく
君という優しさに触れたことを悔やむ
離れられなくなっていたから
あの日願ってしまったことを悔やむ
君と一緒の未来なんて無かったから


最後に最後に一度だけ
眩しい笑顔が見たかった
朽ちていくこの体で 
君をもう一度抱きしめたかった


ねぇ、聞こえているかい?

僕は、君を愛していたよ。

遠回りだったけど、見つけたんだ。

この気持ちの答えを。

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公開日 2006/06/02
ジャンル 荅鐚鐚
カテゴリ
コメント 笑顔が眩しい彼女に片思い中の少年視点。少年は難病設定。純粋な愛の姿をかきたかったのですが…どうでしょうか。
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