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タオル
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作詞 kaji-k |
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昼下がりの日差しが妙に疎ましい
大量の洗濯物がもう乾いた
僕の心はまだジメジメしているのに
あれからどれだけの日々が過ぎただろう
あの頃から僕は梅雨明けしないまま
しわも伸ばさずにタオルを干し続けてる
君の香りはもうこの部屋には無くて
伏せられた写真立ての中で笑っている
弱すぎた僕を蔑むように
そうさ 僕は飾りだけだったんだ
散らかった部屋の中で クーラーもつけないままで
あの頃に僕は逃げている
当たり前の日々の中で つまらない意地を張って
僕らの夏は終わりを告げた
風が少し強くなってきたみたいだ
いっそこのままどこかへ飛んでいってさ
雨粒になって知らない街へ落ちたい
怠惰に身を任せて一眠りをして
目覚めたら君が洗濯物取り込んでて
それが当たり前と思ってたんだ
今じゃ 夢だけになった話だけど
全ては君のために そう思い生きてきたのに
いつしか笑顔を忘れてた
君が望んでいたものは 地位や名誉じゃなくて
僕と一緒に居ることだった
君をずっと信じていた 裏切られたと思っていた
でもそれは間違いだったんだ
今やっと分かったからって そんな事言ってみたって
君は戻らないけど・・・
散らかった部屋の中で クーラーもつけないままで
君の夢見て汗をかく
洗濯物取り込もう 冷たいシャワー浴びよう
いつかまた笑いあえるように
僕の未来は始まりを告げた
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