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最後の夏
作詞 れす
七月も終わる頃・・・
26人の野球部が泣いた・・・・・
ある者は肩寄せ合い、抱き合いながら
ある者はうずくまって大声をあげて・・・
監督はそんな彼らに優しく声をかけていた・・・
・・・・、ベンチの奥で、涙も流さずに
汚れたグラブを眺めていた者がいた
地面に投げつけてやろうか、と思った
中学校に入った頃、無理を言って買ってもらったグラブだった
裏には小さく、名前と「優勝」の文字が入っていた
それを見た瞬間、彼の目からは
大粒の涙が流れてきた・・・
キャプテンとしてやってきた一年間・・・
それを思うと泣かずにいられなかった
もっと野球をやりたい・・・
中途半端は嫌だ・・・
彼の中で様々な思いがこみあがってきた。
彼は泣き続けた・・・
声も出さずに・・・
意味が無かった、とは思わない・・・
学ぶべき事は数え切れないほどあった
仲間の大切さ
想う心
信念
根性
結束力・・・
でも野球が無くなったら、自分はどうなるのだろう
今まではこれが全てだった
何人もの女の子から告白されても、彼は野球を選んだ
・・・・今はこれしかない、と思って・・・
彼は涙を拭いて、仲間のもとへ向かった
来年に繋がる今を大切にするために・・・・・・

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公開日 2003/08/03
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コメント もともと野球が好きだったので、自分が部活を引退したのを思いながら描きました。何か詩っぽいけど・・・。また何か描きたいです♪
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