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せみが泣く日
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作詞 咲乙 |
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春の風が吹く5月
友達に恋の相談持ちかけられた
お人好しの私は
その時は応援しようと思ってた
笑顔で友達にアドバイスを
言ってたわ
少し心がざわめいたけど
それ程気にしなかったの
泣いて 泣いて 泣いて
貴方を思うたびに
毎晩 泣き寝入りしてるわ
私が気づかなかったからね
もう少し早く気づけばって
そう今でも思ってるわ
雨がしとしと降る6月
私は友達の恋の応援で
忙しかった
自分の心と話す暇もないくらい
でも私のおかげで
友達と貴方はいい感じだったよね
何故か少し心が締め付けられたけど
それ程気にしなかったの
泣いて 泣いて 泣いて
ほら 今でも涙が
次から次へと溢れてくる
私が気づかなかったからね
自分に正直になっていればって
今でもそう思ってるわ
まだ涼しさが残る7月
友達と貴方は放課後
手を繋いで帰っていったよね
窓から見ていた私に
友達は「ありがとう」って
嬉しさの涙じゃなく
悲しみの涙が出てきたのを
今でも覚えてる
心がもうズタズタだって事
貴方を本気で好きになってた事 今頃気づいたわ
泣いて 泣いて 泣いて
貴方を思うたびに
毎晩 泣き寝入りしてるわ
私が気づかなかったからね
もう少し早く気づけばって
そう今でも思ってるわ
せみが鳴く8月
私は気づくのが遅すぎたの
せみも鳴き終わった
静かな夜
今度は私が泣くばんね
―――でも私はもう二度と同じ過ちはしないって誓ったわ
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