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記憶と果実
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作詞 キオスク |
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楕円状に伸びた黒い煙が僕らの目を痒くする
仕方ないだろう こんなにも絶えてきたんだから
薄い蓋に覆われた結果が君の口から出てくる前に
揺さぶりをかけて延ばしてしまう
でも長く続くとは思えない仕打ちで
どうやら君はもう一方の道を 僕はいない君に気付いてしまい
壁で作られている迷路 その行き止まりを
干乾びた顔で見つけてしまった
大きなかまくらの中には暖かそうな君と名の知らぬ火
真実を映す光に揺るぎない目線
君の腕の中の一部にはおまけの僕がいた
可憐な音色を発するピアノにしがみつく5人の兄弟
椅子のある隣にはいつも笑ってた思い出が残ってる
君がメイクで化けてるくらい気にしてなかったけど
この先の荷物として積み込まれてる
そして今は誰かに見せているんだろう
疲れた君の脳内を僕が混じった血が流れ出すとき
1人で考えて 涙を流して
かすれた叫び声上げてくれればいい
いつの間にか何もない日々を僕は綺麗に受け止めている
すれ違いを願う事も涙で消える
息切れし続ける心身
その不思議なギャップが気になるんだ
重い荷物を捨てようとする時
急激に襲い掛かるデッドボール
ねぇどうして?
それならば僕が思うとおり 君が温もりに包まれてる時
汚れすぎた服を脱いで 綺麗な果実になる事を
その服を見て僕を思い出してくれればいい
そして1つの傷をつけて
どこにもない僕との過去を残しておいて欲しい
微笑みの中 その裏の痛みを気にしながら
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