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最後の日
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| 作詞 黒くま |
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今日で切れる 定期券
いつもと違う 駅で降りる
何もかも知らない場所へ
そう、消えてしまいたかった
きみをずっと好きだったよ
叶わないから言えなかった
だけど
僕の想いは そういうものだったのかな
好きなだけで苦しかった
そこから何も生まれないと
知っていたから
僕が焦がれるきみの、その優しい手に、
触れることは永劫叶わないのだと
それは 軽い絶望
雨はみぞれまじり
桜はまだ、咲かない
ああ、言わなくてよかったのかな
くりかえしくりかえし、考えるけど
きっともう遅い
今日で終わる 優しい日々
もう戻らないと、思い知る
何もかも知らない場所へ
僕らは旅立つのだろう
きみをずっと好きだったよ
何度も言おうと思った
だけど
終わらせたくなくて
言えなかった
好きなだけでうれしかった
そこからいくつも幸せが
あふれていった
僕が恋するきみの、笑顔を見つめたり
笑い声を聞く
それは、とても簡単で、
だけど大切なこと
雨は柔らかく
桜よ咲けと 降り続ける
ああ、やっぱり言えばよかった
何度も何度も思うから
僕の足はゆっくり止まる
ふと思い出す
最後に見た顔は泣いていた
雨は止み
振り向けば 優しい光
忘れものが ある
僕は走り出す
あの 大切な日々を過ごした校舎へ
祈りながら
最後に見る顔は笑顔がいい
僕の好きな、きみの笑顔
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