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自画像
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作詞 T&N |
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自らの筆で自由に書いて魅せた自画像が
心なしか悲しそうな顔をしている気がする
誰かが横で「凄い」と僕を誉めていて
作り笑いを無理にしてみたら「そっくり」と言われた
僕分かってないんだよ
自分の本当の顔を描く術を
僕見たこと無いんだよ
ほんとの自分が笑ってる所の顔を
壊したい絵を 持ち上げた儘
叩き付けるのを躊躇った
「凄い」と云った人の表\情(かお)まで
一緒に壊して仕舞いそうで―\…
「笑う」というのは喜びとかを示す物なのに
心なしに偽っていた顔をしている僕がいる
「哀しい事でも山程有ったであろう」と言うのに
又間違った仮面をしている僕がいる
僕きっと やった事無いんだよ
自分の仮面をちゃんと選ぶことを
僕きっと やった事無いんだよ
自分の本当の顔を示したことを―\…
―\君は今 不安?
不安です
―\君は今 幸せ?
幸せじゃないです
―\君は今 自分を描きたい?
…書きたくない
其の誰かは僕にこう云うんだ
「絵を本気で描きたくなったとき、
本当の君が描けるよ」と―\
壊したい絵を 持ち上げたとき
叩き付ける前に気がついた
今壊そうと してるこの絵は
僕が嫌いな僕なんだって事
やる術が分からないとか
やったことが無いだとか
関係ない
「僕は僕が好きな僕を描こう―\」
それが全てだと解った気がした
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