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外面
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作詞 暁月 |
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これだから人間は嫌いなのよ
今でもあたしはそう言う事がある
それは、裏切られたとか、喋ったとか
そんなことでギャーギャー騒いで
傷つけあってる人間を見たとき
あたしだって
そういうことを思ってた時期もあった
怒ったり騒いだりしてた
でも、何も信じないあたしが
これ以上裏切られることは無い
だから今は思う
これだから人間は嫌いなのよ
裏切られて怒るのなら
初めから信じなければいいのに
馬鹿みたい
そう思いながらギャーギャー騒ぐ人間を
あたしは一人一人観察していく
おかげであたしの情報網は
クラスの人間関係を殆ど把握している
人の言葉によって本音が見えてしまう
そんなあたしだから
本人が口に出したことが無いような
本人しか知らない感情を読み取れたりする
外面
みんなの前ではあたしは人間になる
馬鹿みたいにギャーギャー騒いで
ちょっとしたことで怒ってみたりもする
そんな世界はあたしの外面には気づきもしない
それがおかしくてあたしは時々人間になる
内面
一人のときだけあたしは鬼になる
唯じっとその辺に居る人間を眺めて
冷たい心を内に秘めてる
誰が誰を嫌いなんだろう
誰が誰を消したいのだろう
そうやってあたしの情報網は作られていく
それは虚しくてあたしの心は鬼になる
あたしの両面を知る人間は
あたしが信じた人間のみ
他の人は誰一人
あたしの両面を知らない
鬼を見たことが無い
それでも時々は
気づいてほしくなる
勘のいい奴らは
たまに気づくんだ
鬼のあたしに
隠していたっていつかはばれる
そう知りながらも
あたしは未だに
鬼を隠している…。
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