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坂井のおばちゃん
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作詞 七海子☆ |
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坂井のおばちゃんは時々飴ちゃんをくれた
ウチがお使いから帰ってくると袋を奪って中身を見る
「ちょっ、ちょっとおばちゃんっ!!」
『あんた、肉は○○スーパーの方が安いんやでぇ〜』
「なんで家の買い物事情に首つっこむん!?」
『七海ちゃんが毎回間違うてるからやろ』
こんなコトしょっちゅうあった。
最後は必ず飴ちゃん1袋。
『七海ちゃんはいつも損ばっかしとるから』って。
ある日、おばちゃんは入院した。
お見舞いに行けば今日は○○スーパーが安いって言う。
「そんな心配せんでもええやろ。自分、はよ退院しろ」
1人息子の圭\君は毎日言っていた。
そんな中、ウチの転校が決まった。
おばちゃんの退院まで待てなかった。
大阪を出るその日、おばちゃんに挨拶に行った。
おばちゃんは泣きながら飴ちゃんを7袋差し出して
『1人1袋やで』と言った。
なんとなく笑ってしまった。
「じゃぁね。はよ、退院するんやで」
って言って病室を出た。
あとからおばちゃんの大きな声で
『買い物は安いスーパーでなぁぁぁぁ』
って叫んでた。(笑
それから圭\君の叱る声がした。
それから最近、電話があって退院したそうです。
長い入院やなぁ。。。
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