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もう、6年経ちました
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作詞 mr.absurd |
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あれはいつもの日常だった
違っていたところといえば
空がとても綺麗だったぐらい
君の 潤った肌が
慣れない瞳に反射して
少しだけ君が滲んで見えた
「その手をずっと離さない」
そう思うほど愛しかったのに
目を少し開いて
もう一度だけ
君の手を握ろうとすると
まるで夢から覚めたように
僕が握ったのは
あの日の愛しい君の手じゃなく
冷たい鉄のドアノブだった
未練がましい気持ちがいっぱいで
それが何となく虚しかった
あの日の空は青すぎて
そう、それだけで
他に何があったのかなんて
僕には何も解らない
僕が君のそばからいなくなって
もう、6年が経ちました
けれど僕は君の事が
今も忘れられずに
こんなにも こんなにも
後悔が溢れてる
いつかの後悔は
見えない絨毯の上に
冷たい水溜りをつくった
綺麗な異国の 雲ひとつ無い空を
まだ、水溜りからしか見れなくて
なんとなく 悲しくて
「さよなら」と、
もう届かない言葉
小さく呟いた
悲しすぎる懺悔は
涙と一緒に水に溶けて
水溜りに写った空を
涙色に滲ませる
僕が君のそばからいなくなって
また、3年経ちました
あの日 青空を見上げてた僕に
優しく吹きかけた風は
―\―\―\ 今は雲だけをゆっくりと運んでいる
僕が後ろ見なくなって
もう、3年経ちました
水溜りの周りに花が咲いて
もう、3年経ちました
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