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水の木の実
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作詞 アウトレット |
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物淋しい季節の真ん中 枯葉を敷き詰めた絨毯も
いつの間にやら クリーニングに行ってしまった
また葉っぱを付ける事は知ってる 冬の次が春って事も
だけど枝だけの木 いやにセンチメンタルになるよ
雨が降る夜は しんしんと冷え込む
数日後には雪だろう 木も寒かろうに
夜雨の後の朝日に光る その枝に実った水の木の実
「何だかその木が泣いているように見えた」
センチメンタルは今年も 僕の心に訪れた
濡れた木々たちはどこか 淋しそうに目に映る
だから淋しいっていう字は さんずいに林なのかなぁ
本当の語源など知らずに 勝手にそんな事を思う
センチメンタルにさせる 罪作りな季節だ
雨が上がれば さんさんと太陽
数日後には雪だろう それまで温めてあげて
寒さ纏った風が吹いたら 雨に変わるだろう水の木の実
「何だかその木が震えているように見えた」
センチメンタルなままに 僕はこんな詩を書いている
頭上には水の木の実を付けた木
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