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Summer time
作詞 жるいж
忘れたふりをして、何も出さず。
通用しないと解っていても繰り返す。

自分で答えなんて出せなくて、
ひたすら人に聞くしかできなくて。

だからと言って、何もないけど。
そんな自分が嫌で旅に出た。

何が今、自分に必要か。
生きている意味を問いただす為に。

何も考えず、ただ前だけ見て。
知らない町に出てみた。

初めて行った町で、出会った人に言われた。
「強がりすぎだ」と。

なぜだろう、うれしくて泣けた。
人の一言は、人格をも変えてしまうのだろう。

その日から、人とまともに話せなかった僕も
少しづつ前に一歩ずつ歩き始めた。

だけど、次の町に行った時思い知る。
甘えてばかりはいられないという事。

同じ考えをもつのはわずか数人で、
見方も違うんだと。

それから、僕は前の僕に戻って、
甘えるのをやめたんだ。

泣くのもやめたんだ。
そしたら、笑い方さえ忘れた僕がいた。

だから、僕はもう一度あの町へと戻った。
そして、ゆっくり自分の町へと。

誰かが待っている訳じゃないけど。
大きな声で「ただいま。」と。

旅が変えた僕は、笑っていた。
なぜか、あの頃の僕とは違う笑顔で。

いつまでも...いつまでも。

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公開日 2006/02/02
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