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Summer time
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作詞 жるいж |
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忘れたふりをして、何も出さず。
通用しないと解っていても繰り返す。
自分で答えなんて出せなくて、
ひたすら人に聞くしかできなくて。
だからと言って、何もないけど。
そんな自分が嫌で旅に出た。
何が今、自分に必要か。
生きている意味を問いただす為に。
何も考えず、ただ前だけ見て。
知らない町に出てみた。
初めて行った町で、出会った人に言われた。
「強がりすぎだ」と。
なぜだろう、うれしくて泣けた。
人の一言は、人格をも変えてしまうのだろう。
その日から、人とまともに話せなかった僕も
少しづつ前に一歩ずつ歩き始めた。
だけど、次の町に行った時思い知る。
甘えてばかりはいられないという事。
同じ考えをもつのはわずか数人で、
見方も違うんだと。
それから、僕は前の僕に戻って、
甘えるのをやめたんだ。
泣くのもやめたんだ。
そしたら、笑い方さえ忘れた僕がいた。
だから、僕はもう一度あの町へと戻った。
そして、ゆっくり自分の町へと。
誰かが待っている訳じゃないけど。
大きな声で「ただいま。」と。
旅が変えた僕は、笑っていた。
なぜか、あの頃の僕とは違う笑顔で。
いつまでも...いつまでも。
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