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春が来る前に…
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作詞 銀狼 |
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何から言えばいいのか分からなくて
意味も無く少しだけ笑ってみたんだ
胸を突く思いは言葉になる前に
白い溜め息となって冬に溶けてく
不安そうに責める瞳
ぎこちない笑顔のままで
君を見ていた
あぁ すごく綺麗な夕陽が沈むね
何回目だろう もう見納めかもしれない
そう 君にしてみたってそうなんだ
まるで夢みたいに 消えてしまうかもしれない
分かってるんだ 分かってるんだよ
だけど僕は…
温かい胸元に甘えていれば
とりあえず安泰だって知ってるんだ
寂しさと恋しさが混ざり合う夜
きっと僕だって泣いてると思うよ?
悟ったように滲む瞳
出会ったあの春のままの
君を見ていた
じゃあ もう一度だけその手を握るよ
何回目だろう これで最後になるんだね
そう 僕にしてみたってそうなんだ
最後だと思うと 涙が滲んでしまうけど
馴れ合う気持ちは 愛じゃないんだと
だから僕は…
猫みたいに潤む瞳
戻れない時間の中に
君を見ていた
さあ 新しい春が近づいてくるよ
南寄りの風は 少しずつ冬を忘れる
そう 君にしてみたってそうなんだ
素敵な未来が いつの日か僕を消していく
歩いていけばいい 見送っているから
君は君らしく
それぞれの道を
それぞれの明日を
それぞれの春へ…
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