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月と僕
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| 作詞 スズナ |
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「遠い海に 染まりなさい
涙色に似た空へと 伸ばしなさい」
飛行機雲が見下ろしている
眩しい青が目に沁みる
懺悔の言葉は零れる雨のように
次々と
流れる雫は乾いた唇
潤した
紡がれる罪の糸は
まだ 終わることを知らず
しがみつく白い手を
そっと包み込んだ
夜は深く 身を隠すには深すぎて
そのまま飲み込まれてしまいそう
けれど 今夜は満月
光よ優しく照らし出して
独りぼっちにしないで
この手をしっかり導いて
君は誰？
僕は何？
浜辺でしゃがみ込んで
砂だらけの足に冷たい波が誘いをかける
君は銀色に輝く月に似てるね？
夜だけでもココにいてくれるの？
ねぇ 僕を照らし出す太陽から守って
穢れを知らない青い天から僕を隠して
柔らかな光と闇で僕を染めて
その無情な温もりで僕を責めて欲しい
鮮やかな青には染まりたくはない
報われることなんて望んでいないから
助けは請わない
伸ばす手の先には君に似た月夜だけ
僕を優しく包み込む罪悪だけでいい
残酷なまでに僕を優しく照らし出す
月のような君だけでいい
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