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日射
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作詞 イチ |
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ぼくらは生きていた
変わらない日常に何も望む事無く
変わっていく人間に望む事も此れとして無い
空の色が黄色になることは無く
雲はとまること無く
酸素は相変わらず僕らを生かしてる
目まぐるしく進化し続ける現実に紛れ嘘をつく
その手のひらは温かいですか 冷たいですか
汚れたものも綺麗なものも痛んだ目には必要がない
目を閉ざす必要もない
言い訳をする必要もない
日射は僕らを優しく包むが僕らはそれを否定した
日々犯した罪とかを隠したり見つけたりしながら過ごしている
それは時に頭痛や腹痛や吐き気を呼んだがそれが何よりの生きている証拠に思えてた
だけど日差はそれさえも許すから僕らはただどうしようもなく立ち尽くしてる
僕らは縋るものがなく揺れて
僕らは息が消えて無くなって飲み込まれて遠くへさよなら
眩暈を覚えたのはいつだったか
笑ってる
笑ってた
この日射の中
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