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道
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作詞 ロック★ |
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信号も無い田舎道だった
乾いた畑
転がる 長靴が片っぽだけ
瓦礫の山
頂上に タイヤの無いチャリ
動くことが出来ず
横たわり砂に埋もれて
歩けないんだ
歩き出すことなど もう 無いんだね
人は沈黙 静かな昼 蛙の欠伸
僕は行きましょう
風と軽く 歌いながら
地図も持たず目的地見つめて
時々覚えのあるモノに 足を止めながらも
コンビニのビニル袋鳴らして歩いた
掘り返された土手
植えられ並ぶ パンジー
残らず飛ばそう
毟り取った タンポポの綿
それだけが鮮やかに
殺風景な空気に揺れて
でも手元じゃ飾れないね
摘み取れば枯れ色あせるのはスグ
人は散れない 早過ぎる月 残る有機物
僕は歩き続けるでしょう
大きなビル 広がる街
見えちゃいるけど遠く感じる
ゴミを捨てたらまた 砂利の上行こうか
目を閉じて
鳴き声
飛ぶ瞬間
―心地よい酸素
強い風さざ波を作って
強い声悲しそうに擦れていく
失われていく予言の中
―僕は 行こう
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