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森と人間
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作詞 Libra |
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ある村の裏には森があった
広い広い森があった
森は村人に恵みを与えた
水を、空気を、燃やす薪を
森は生命(いのち)に満ち溢れ、子供たちは森で遊んだ
森は人々の営みをじっと静かに見守り続けていた
しかしある時戦いが起きた
村人は敵と戦った
しかし村人はかなわなかった
村人は森へ逃げ込んだ
敵は森までやって来た
村人は森を逃げまどい
そしてついに追い詰められた
戦いは村人を絶望と言う狂気に陥れた
狂気にかられた村人は、森を燃やして自決した
こうして森は失われ、一つの村が消え去った
かつて恵みの森と言われたその森は、村人達に焼き払われた
あとにはただ焼け焦げた大地だけが広がっていた
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