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嘘つきの結論
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作詞 ◆OPERA◆ |
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誰かを喜ばせるためだけに
いとも容易く 命が投げ出されそうになっている
そしてそれを救う事がまるで出来ない 僕
なんて残酷なんだろう
一人になるのが恐くて 無理な笑顔を作った
弱い立場になりたくなくて
強い者のフリをしていただけ
ホントは生きていくのが恐くて堪らない
一日が終わるときはいつも同じ気持ちなんだ
今日という日を無事に過ごせての安堵感
明日という日が始まるための恐怖感
そして
誰かのために何も出来なかったという喪失感
弱い自分に打ち勝てなかったという敗北感
なんてことだ
まるで半端者の、コウモリじゃないか
自分の為だけのウソ\をついてしまう
たまに自分を傷付けるけど
それがなんだと言うんだ?
どれだけ僕は他人を裏切ってきたんだ?
どれだけの他人を雨降る路地に放り出してきたんだ?
そして僕はまだ
人を護る為のウソ\を、言った事が無いじゃないか
僕はもっと知らなきゃいけない
言葉は、裏切る為だけの道具じゃ無いってコトや、
傷付いた心を包むコトも出来るんだってコト
もうちょっと、考えてみるよ
僕もいつかは、誰かを励ましてあげられるかなぁ
捨ててしまった希望を、拾い上げられるかなぁ
つたないコトバでも、
自分の気持ちを正直に言ってみたいなぁ
路地に放り出された人が
冷たい雨に打たれて弱り切っている
僕は黒い傘となって
雨からその人を護るんだ
僕は、雨でぬれてもかまわない
「大丈夫。キミは、大丈夫なんだよ。
キミはまた、笑う事をしていいんだから。
そうだ、僕が1つだけ、お伽話をしてあげよう」
これが、嘘つきコウモリの結論だ。
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