|
|
|
P.S.
|
作詞 omoigusa |
|
1.
君と歩んだ道を一人
ヤケにゆっくり辿っています
所々に浮かぶ幻
見付ける度に切なくなって
コートの裾から吹き込む北風
君のその手が凍えぬように
強く握った日々も遠く…
頬を撫でる浜辺の香
君の愛した季節の予\感
寒々しい灰色の下の
君が零した笑顔が過ぎる
燦々と照る日差しの下で
無くした心の欠片を探す
見付かる筈も無いのだけれど…
込み上げてくる寂しさよりも
君への想いが胸を焦がす
寂しいフリを繕ったって
隠せる程度の想いじゃないさ
どうにか前へと踏み出す為に
一度は別れを告げた想い出
そう易々と振り切れる程
強い男じゃないみたいです
2.
鏡の奥の戯けた仕草
あの日の君と同じ笑顔
奇しくも二人の出会った場所で
自分の中の君に出会う
君に宛てて綴る手紙
気付けば口調も昔の通り
今は友人ですらないのに…
浜辺に佇み南を望む
海の彼方の君に焦がれて
ほんの僅かな有り金はたいて
会いに行こうと思いもしました
話題だったら沢山あるのに
どれも何だか違う気がする
だけど本音はとても言えない…
いつも気付けば綴る追伸
堪えきれない想いが溢れる
想いの全てを打ち明けた後
虚ろに笑って消去します
君が還るその瞬間まで
恋はしないと空に誓った
確かに想いを貫いた後
もう一度君に微笑む為に
|
|
|