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「こんばんは」もない午前二時
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作詞 omoigusa |
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一人きりの午前二時
夜空に昇る白の吐息
夜闇に抗い飛び出した後
風に流れてさらりと消えた
月に浸った午前二時
愚痴すら吐かず酒を注ぐ
気の向くままに笑ってみても
虚しさだけが反芻される
退屈紛れに刃を取った
手首に当てて溜め息を吐く
ためらい際に貴方が浮かび
紅い飛沫に露と消える
鏡に映った己の姿に
「無様な奴め」と捨て台詞
名すらも持たず吹き出す叫びに
舌を噛み切り別れを告げよう
嘲れ、蔑め、引き金を引け!
ガラクタ未満のこの心には
ピリオドだけが安らぎなんだ
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