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CANDY…
作詞 ☆蓮花☆
部屋を整理していたとき、机から落ちたそれは…

あの人に、あげようと思っていた飴だった。



「あんなのにあげるお土産なんて、安いのでいいよ(笑)」って

友達には言っていたけど。

内心、すっごく悩んで。

悩んで。

何をあげたら喜んでくれるかなぁって。

頭はあの人のことばかりだった。


やっと見つけたのは…

飴。

アリキタリだけど。

あの人、煙草吸うんだよね。

入れ物が灰皿にもなるから、使ってもらえるかな。

色が赤と緑の2種類あったけど。

一つしかない、緑にした。



あたしだけ、こんなに浮かれてたんだ。


結局、あげられなかった飴。



「お母さん。これ、叔父さんに買ったの。あげてね」



叔父さん、ごめんね。

あたし、本当は「あの人」にあげたかったんだ。

でも、引きずってる気持ち、踏ん切りつけなきゃいけないから。

でも…

あの人のために一生懸命選んだ気持ちを、捨てたくなかった。


だから

大好きな叔父さんにあげる。

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公開日 2006/01/01
ジャンル
カテゴリ 紊掩
コメント まだ、「待っている」気持ちを捨てきれずにいました。もちろん、誰にでも読んで頂ければ幸いですが…失恋を引きずっている方にも読んで頂けたらな、と思います。
☆蓮花☆さんの情報











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