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廻る世界と巡る君へ
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作詞 石猫 |
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「泣かないでよ…」って僕は君に何度も言ったよね
それは全部、自己満足かも
あの日払いのけられた手をじっと眺めてたら
何だか、僕が泣きたくなってきて
可笑しいよね、僕が励ましてたのに、君からハンカチなんて借りちゃって…
いつの間にか、届かなくなってた。夢に続く階段さえ、どっかで見失ってさあ
君がいなくて、困ったなんて、電話口で泣く君に言えるわけないからさあ…
「君が好きだよ」って僕は君に何度言ったっけ?
そうだ、一度も言ってないかもね
あの日捕まえた手もじっとしてたら
何故だか、すり抜けちゃって
哀しいよね、僕は走ってるのに、君への道は一歩も縮まりそうにない…
いつの間にか、抜け落ちてしまってた。夢へ抜ける扉さえ、鍵を落っことしてさあ
君がいなくて、困ったなんて、あの日泣いてた君に言えるわけないからさあ、
君が来なかったからなんて、君に触れられなかったからだって
君を見つめて、君を抱き締めて、辛い思いにさせちゃって、
そんな僕が…言えるわけないよね…
「今日も暇だなぁ」って僕は一人何度繰り返したっけ
そうとも、いつでも言ってるよ
あの日見た君の目も見つめていたら
何だか、見えなくなっちゃって
うれしい事、かなしい事、全部君に打ち明けるよ
電話口声の聞こえない、もう何処にもいない君へ
例え涙がこぼれてきたって、僕は、僕は、別にへっちゃらさ…
いつの間にか、大きくなっていた。君への想いさえ、全部包み込んじゃってさあ
君がいなくたって、世界は廻るよ。あの日泣いてた君が笑っていられるなら
いつの間にか、無くなっていた。僕の居場所さえ、君の笑い顔と一緒に
君がいなくたって、世界は廻るよ。あの日笑ってた君の
笑って怒って泣いて、そして笑ってた君の…
笑顔を乗せて、ただ…ひたすらに…
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