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Room
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作詞 憂杞 |
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ついに今日も ボクは一度も声を発せなかった
ただ暗い部屋の中で 出かける準備をしているよ
呼び出されたら すぐに飛び出せるように...
外の世界へ―\―\
メールの問い合わせをしてみた
ケータイのディスプレイに映るのは
ゼロという無機質で 残酷な数字
嫌な想像ばかり 頭を巡る
どうか ボクに気付いて! ボクを呼んで!
ケータイに記憶された 百人のトモダチ
ボクに気付いて! ボクを見つけて!
世界はいつでも ボクをハブいて廻ってる
どうやら今日も ボクは声を出す必要がないようだ
ただ暗い部屋の中で 埃被った服をハンガーに掛けるよ
言葉を忘れそうで TVで流れる曲を口ずさんでみた...
誰か聴いて―\―\
鳴らないケータイがついに鳴った
ボクのお気に入りの着メロ
出会い系の広告メール それでもボクは
明日への希望に満ちていた
どうか ボクに気付いて! ボクを思い出して!
もう頭にきた! こっちから文句言ってやる!
震える手で ダイヤルを押すよ
久しぶりの電話 うまく声が出ますように...
部屋の隅に転がる ディスプレイの割れたケータイ
ボクの電話に出てはいけない 世界の決まりがあるのかな?
どうか ボクに気付いて! ボクを呼んで!
ケータイに記憶された 百人のトモダチ
ボクに気付いて! ボクを見つけて!
あれ どこからか あの着メロが聴こえる...
ボクに気付いて! ボクを見つけて!
ケータイに記憶された トモダチからの電話
ケータイが壊れたんだ! 買い換えるから付き合って!
明日からはボクも 世界の一員になる
外の世界へ―\―\
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