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たまちゃん
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作詞 わかにゃん |
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保育園のアルバム見てたら
私と仲よさそうに写ってる子がいました
「この子誰??記憶にないんだけど」
お母さんに聞きました
「たまちゃんだよ。仲良かったんだから。わかにゃんと誕生日一緒で、同じ病院で生まれて、隣のベットだったんだよ」
「へえ〜。でも、そんなに仲良かったら覚えてるはずなんだけどなあ。同じ保育園でしょ?綾ちゃんとか、みいちゃんは覚えてるのに」
お母さんは少し暗い顔をしました。
「たまちゃんはね、死んじゃったから」
え?
「たまちゃんはね、この写真から1年ぐらいして、死んじゃったんだよ」
嘘でしょう?
「どうして」
「病気」
コトバがなくなりました。
私と同じ日に生まれたのに。
私はこうして元気なのに。
「たまちゃんのお母さん、仲良くしてくれてありがとうって言ってたよ。あんたはまだ物心ついてなくて、何が起こったかわかってなかった。毎日、たまちゃんがいないって言ってたんだよ」
そんなことってアリですか?
どうして忘れてんだよ。
仲良かったんだろ!?
私は私を恨みました。
たまちゃんごめんね。何も思い出せないよ。
写真見て、仲良かったんだなって事ぐらいしか
わかんないんだよ。
今まで気楽に生きてきたけど
沢山の事考えさせられました。
まだ幼かったのに。
どうして?私と同じだけ生きようよ。
同じ日に生まれたんでしょ?
同じ病院だったんでしょ?
ベット隣だったんでしょ?
もう一回だけでも会ってみたいよ。
たまちゃん…。
もう遅いんですね。
何も思い出せないけど、二人が写ってる写真…笑ってる顔…とってもかわいいよ。天国でも君は笑っているかな?きっと笑ってるね。
たまちゃん
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