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トレジャー・ハンター
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作詞 柳 |
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ひきだしの奥から覗き込んだ
遠い昔の地図
クレヨンでつけられた×印は
夢のありか
地図さえあれば いつでも行ける
当たり前のように思っていた
時が経つ程 周りの景色が
変わっていく事に
気付いていたはずなのに
今はもうない裏道
いつの間にか出来た交差点
あの頃必死になって
隠した夢 埋めた木の下
切り株ですらないその木
「よく気の利く子供だった
今とは大分違って。」
なるほど地図にはたくさんの
障害物が記されている
よく吼える失礼な犬は
もうとっくに死んでしまった
近道 庭横切るたびに
追いかけてきたオジサンは
流行のリストラにやられたようだ
今はもうないストッパー
新しく僕を阻むものは
よく形がハッキリしないもの
呼び名も思いつかないもの
“ミセカケノシアワセ”で
満たされた心臓は
体中に夢を送り出すことができない
今はもうない裏道
いつの間にか出来た交差点
あの頃必死になって
磨いた夢
誰にも見せられなくて
あの木はもう
今はないから
また新しく
探しに行くんだ
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