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蝋燭
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作詞 アルミシン |
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真っ暗な世界灯す陰火
僅かな明かりで輪郭が浮かぶ
照らしたらまた陰を創った
僅かな明かりで暗闇が出来た
一仕事終わったら吹き消して
そうして少しずつ冷たく冷やして
炎の向こう側を少し揺らした
ありのまま伝える事は出来ない
罪を感じて自分も少し揺れた
炎の元から白い涙が流れた
涙は地に着き固くなった
空には大きすぎる光
遙かに広がり陰がまた増える
ここには小さすぎる光
陰が出来てもすぐ消えてくれる
燃え尽きる程まで使わないで
罰が軽い間に早く置き去りに
炎が寄ってきた虫を殺した
自分の意志とは関係無かった
灯りの下に寄る者が悪いと
身を削り熱を出して激しく泣いた
気付いたら涙で固まってた
暖かそうで冷たくって
静かそうで激しくって
炎の中には何が見えるの
炎が黒い煙を上げだした
少しずつ灯りが弱まっていく
もう陽も陰も創れなくなってった
全てが小さく縮こまり纏まって
体中涙で固まってた
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