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消 し ゴ ム
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作詞 霧夜 舞奈 |
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懐かしい香りがする
小さな消しゴムに染み付いた
ほんの僅かだけど貴方の香り
手にとるたびに想いだす 貴方の笑顔
私は貴方の笑った顔が
どんなものよりも大好きで
机には痛々しい傷がたくさん
貴方のイニシャル彫り残す
未練は此処に捨て去る
未来も此処に捨て去る
懐かしい香りがする
磨り減った消しゴムに染み付いた
ほんの僅かだけど貴方の香り
少し手に取り悔やむ
私の勇気の無さと 今の私を
丈の短いスカートのかかったハンガー
教科書ばら撒いてある勉強机
貴方との想い出が詰まった押入れ
貴方のために買った クリスマスプレゼントの"消しゴム"
ほんの僅かだけど
貴方の香りのする消しゴム
そっと手に取り 握りしめる
貴方との想い出は
押入れの中に閉じ込めて
懐かしい香りのする消しゴムも
心の底に そっと沈める―――――
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